
結婚式二次会の景品は、何を用意するかと同じくらい「どう渡すか」で盛り上がりが変わります。同じ景品でも、発表の流れや司会のひとことで会場の反応はまったく違ったものになります。
この記事では、当日の景品の並べ方から、発表の順番、目玉景品が出たあとも盛り上げるコツ、司会のひとこと例、同時にビンゴが出たときや当選者がいないときの対応、目録を渡すときに伝えることまで、二次会景品の渡し方を幹事目線でまとめました。
1. 渡す前に:当日の景品の並べ方
景品の受け渡しがスムーズに進むかどうかは、開始前の並べ方でほぼ決まります。会場に着いたら、次の3つを済ませておきましょう。
1等から順番どおりに並べる
景品は、最初にビンゴした人に渡す1等(目玉景品)から、2等、3等……と渡す順番どおりに一列に並べておきます。順位を書いた付箋やカードを景品ごとに貼っておくと、司会と受け渡し担当が迷いません。
パネルと目録をセットにしておく
目録で渡す景品は、A3パネルと目録の封筒をクリップなどでセットにしておきます。パネルを見せたあとに目録を探す、という時間がなくなり、発表のテンポが落ちません。
受け渡し担当を1人決める
司会が発表と受け渡しを両方こなすと、進行が止まりがちです。幹事の中から「景品を手渡す係」を1人決め、司会は発表に集中できるようにしておきましょう。
2. 発表の順番は「1等から」が基本
ビンゴは早くそろえた人が勝つゲームです。そのため景品も、最初にビンゴした人に1等の目玉景品、次の人に2等……と、早い順に豪華な景品を渡していくのが基本です。
「最初にビンゴした人が一番いい景品をもらえる」と分かっているからこそ、ゲストは1つ目の数字から真剣にカードを見つめます。開始直後にいきなり目玉景品が当たる瞬間は、ビンゴ大会でいちばん盛り上がる場面のひとつです。
景品が10点以上ある場合は、次のように3つのブロックに分けて考えると、流れを作りやすくなります。
| ブロック | 置く景品 | ねらい |
|---|---|---|
| 上位(1等〜) | ブランド和牛や家電などの目玉景品 | 開始直後に最大の盛り上がりを作る |
| 中位 | グルメや実用家電など中堅の景品 | 「まだいい景品が残っている」と期待を続ける |
| 下位〜最後 | おもしろ景品・実用的な日用品 | 笑いで最後まで会場を和ませる |
3. 目玉景品が出たあとも盛り上げるコツ
1等から渡していく形では、目玉景品が早い段階で出るぶん、後半に「もう豪華な景品は残っていない」と感じられやすくなります。最後まで全員が参加し続けられるように、次のような工夫を組み合わせましょう。
目玉景品を上位に複数用意する
1等だけでなく、2等・3等にも目玉景品を用意しておくと、1等が出たあとも「次こそは」と期待が続きます。目玉景品が1つしかない場合でも、2等以降にグルメや家電など分かりやすく嬉しい景品を置いておくのがポイントです。
中位にも「当たったら嬉しい」景品を入れる
中位の景品がすべて日用品だと、上位が出そろったところで会場の熱が下がります。中位にも人気のグルメや家電を1〜2点まぜておくと、ビンゴが長引いても集中が切れにくくなります。
下位はおもしろ景品で笑いを作る
後半になるほど景品の価値は下がっていきますが、おもしろ景品を置いておけば「何が当たるか」という別の楽しみが生まれます。発表のたびに会場から笑いが起きれば、最後まで盛り上がりが続きます。
ブービー賞や「最後の1人賞」を作る
最後までビンゴにならなかった人や、最後から2番目にビンゴした人に特別賞を用意すると、後半にもうひとつ山場を作れます。「最後まで残った人にも景品がある」と開始前に伝えておくと、なかなかビンゴしない人も最後まで楽しめます。
4. 景品の見せ方:現物・パネル・目録
目玉景品はパネルを高く掲げる
ブランド和牛や家電のような目玉景品は、写真入りのA3パネルを会場に向けて高く掲げて発表します。後方の席からも何が当たったかが分かり、歓声が上がりやすくなります。パネルは、当選者と新郎新婦が一緒に持って記念撮影するときにも活躍します。
現物の景品は「中身を読み上げてから」渡す
ラッピングされた現物の景品は、そのまま渡すだけでは会場に中身が伝わりません。司会が中身を読み上げてから手渡すと、当選者だけでなく会場全体で楽しめます。中身を当日まで秘密にしたい場合は、「開けてからのお楽しみ」と言って渡し、その場で開けてもらうのもひとつの方法です。
プロジェクターがあれば画面にも映す
会場にプロジェクターやモニターがある場合は、景品の写真を画面に映すと、会場の全員が同時に景品を見られます。パネルと画面を組み合わせると、発表の迫力がさらに増します。
5. そのまま使える司会のひとこと例
景品を渡すときの司会のひとことは、長く話す必要はありません。短い言葉で「早くビンゴしたい」「まだチャンスがある」という気持ちを作るのがコツです。場面ごとの例を紹介します。
ビンゴ開始前
「今日は新郎新婦から、豪華景品をたくさんご用意いただいています。最初にビンゴした方には、本日いちばんの目玉景品をお渡しします。早い者勝ちです!」とパネルで1等を予告すると、1つ目の数字から会場が集中します。
1等の当選者が出たとき
「記念すべき一人目のビンゴ、おめでとうございます!1等の景品は……こちらです!」と少し間をとってからパネルを掲げ、「新郎新婦と一緒に記念撮影をお願いします!」と写真の時間を作ります。
上位の景品が続くとき
「1等は出てしまいましたが、まだまだ豪華な景品が残っています!リーチの方、手を挙げてください!」と、リーチの人を確認すると会場の緊張感が続きます。
中位〜下位の景品を渡すとき
「ここからは何が当たるかお楽しみの景品です。中身は……こちら!」と、おもしろ景品を読み上げると会場に笑いが生まれます。
終盤
「残りの景品もあと少しになりました。最後までビンゴしなかった方にも景品がありますので、最後まで粘ってください!」
ビンゴが終わったとき
「景品をご用意くださった新郎新婦に、もう一度大きな拍手をお願いします!」と締めると、景品が新郎新婦からのお礼であることが伝わり、会場が温かい雰囲気でまとまります。
ビンゴ以外の演出も含めて二次会全体の流れを考えたい方は、結婚式二次会がもっと盛り上がる演出アイデアもあわせてご覧ください。
6. 受け渡しで困りやすい場面と対応
同時に複数人がビンゴになった
同時にビンゴが出たときは、じゃんけんで勝った人が上の順位の景品を受け取る方法がよく使われます。特に1等をめぐるじゃんけんは会場も一緒に盛り上がるので、進行の遅れにもなりません。ルールは開始前に一度アナウンスしておくと、当日もめずに済みます。
ビンゴになった人が席を外していた
当選者がお手洗いなどで不在のときは、景品を取り置いて次の発表を進め、戻ってきたタイミングで改めて渡します。目録の場合は、名前を書いた付箋を貼って受け渡し担当が預かっておくと、渡し忘れを防げます。
時間内に景品を渡しきれない
予定の時間内に全員がビンゴにならず景品が残った場合は、リーチの人同士のじゃんけん大会で残りを渡すと、最後まで全員が参加できます。景品数の決め方はビンゴ大会の景品数の早見表も参考にしてください。
新郎新婦が当たってしまった
新郎新婦がビンゴに参加する場合は、当選しても辞退してゲストに回してもらう、と事前に決めておくのが一般的です。辞退した景品は、次にビンゴした人に繰り下げて渡しましょう。
7. 目録を渡すときに必ず伝えること
目録で渡す景品は、当選者が後日自分で商品の申し込みをする仕組みです。せっかく当たった景品が申し込み忘れで受け取れない、ということがないように、渡すときに次の3点をひと言添えましょう。
- 申し込み方法:目録の中に申し込み方法が書かれていること
- 申し込みの期限:多くの目録には申し込みの有効期限があること
- なくさないこと:二次会のあと三次会や移動が続く場合でも、封筒をなくさないように
マイクで全員に向けて一度アナウンスしておくと、目録を受け取った人全員に伝わります。目録を使うメリットや選び方は結婚式二次会の景品は「目録」が正解で詳しく紹介しています。
8. 景品の発表にかかる時間の目安
景品の発表と受け渡しは、1点あたり1〜2分程度を見ておくと安心です。景品が10点なら、ビンゴの抽選とは別に、発表と受け渡しだけで10〜20分ほどかかる計算になります。
二次会は会場の利用時間が決まっていることが多いので、景品の点数が多い場合は次のような工夫で時間を調整します。
- 上位の目玉景品は、一人ずつ時間をかけて発表する
- 下位の景品は、2〜3人まとめて前に出てきてもらい、まとめて渡す
- 記念撮影は上位の当選者に絞る
9. スマホビンゴで発表をもっと楽にする
紙のビンゴカードとビンゴマシンを使う場合、カードの配布や、当選者の確認、景品の順番の管理まで、すべて幹事が手作業で行う必要があります。
無料のスマホビンゴツール「アネットビンゴ」を使うと、ゲストは自分のスマホでQRコードを読み込むだけで参加でき、リーチやビンゴの状況はツールが自動で集計します。あらかじめ景品を順位ごとに登録しておけば、抽選画面に景品の写真を表示できるので、プロジェクターに映して発表するときにも便利です。
10. よくある質問
Q. 景品は新郎新婦から手渡ししてもらうべきですか?
A. 上位の目玉景品だけでも新郎新婦から手渡ししてもらうと、ゲストにとって特別な思い出になります。すべての景品を新郎新婦が渡すと時間がかかるため、目玉景品は新郎新婦、それ以外は幹事、と分けるのがおすすめです。
Q. 景品の中身は先に発表したほうがいいですか?
A. 1等をはじめとする上位の景品は、ビンゴ開始前にパネルで予告しておくと、「早くビンゴしたい」という気持ちが高まります。下位の景品は当たってからのお楽しみにしておくと、発表のたびに盛り上がります。
Q. 当選者に景品を選んでもらう方式でもいいですか?
A. 景品を並べて、早くビンゴした人から好きなものを選んでもらう方式もあります。この場合も早い人ほど有利になるので、ビンゴの「早さを競う」楽しさはそのまま残ります。目玉景品はパネルと目録で並べておき、何が残っているかを会場に見せながら進めると盛り上がります。
11. まとめ
- 景品は1等から順番どおりに並べ、パネルと目録はセットにしておく
- ビンゴは早さを競うゲーム。最初にビンゴした人に1等の目玉景品を渡す
- 上位に目玉を複数置く、中位にも嬉しい景品をまぜる、下位はおもしろ景品とブービー賞で最後まで盛り上げる
- 同時ビンゴ・不在者・渡しきれない景品の対応は事前に決めておく
- 目録を渡すときは、申し込み方法・期限・なくさないことを伝える
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